視能訓練士学科
視能訓練士学科は、眼科医の指示により視能検査を行ったり、弱視や斜視の患者さんに視能矯正訓練を行ったりする視能訓練士を目指す学科です。
医師以外には視能訓練士しか行えない検査もあるので、視能療法に関するスペシャリストとして眼科医をサポートする重要なポジションです。
視能訓練学科では、視能訓練士や医師から視能矯正の枠組みと理論などの眼のメカニズムを徹底的に学びます。
また、視能検査や矯正は多種多様な機器を使用するため、専門学校では現場で使用する器具を揃えて、自信がつくまで繰り返しトレーニングすることが可能です。
さらに、臨床現場で実習を行う機会もカリキュラムに組み込まれており、社会に出て即戦力として活躍できるスキルを習得します。
視能訓練士学科卒業後の進路
視能訓練士科を卒業後は視能訓練士として働くために国家試験に合格し、病院の眼科や視覚障害者の生活支援、リハビリテーションセンターなどで活躍しています。
また、超高齢化社会に伴い視能障害を持つ患者さんが増加すると言われ、視能訓練士としての必要性が高まっています。
さらに、女性が多く活躍している分野なうえに一生涯有効な国家資格なので、出産や育児を機会に離職しても社会復帰が可能な職種でもあります。
まだまだ有資格者数が足りていないのが現状で、今後の活躍期待されている注目の資格の1つです。
視能訓練士学科で取得可能な主な資格
視能訓練士 | |||
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資格種類 | 国家資格 | ||
認定団体 | 厚生労働省 | ||
合格率 | 90.6%(2014年) | ||
試験時期 | 例年2月下旬 | ||
受験料 | 15,800円 | ||
試験内容 | 【筆記試験】 ①基礎医学大要 ②基礎視能矯正学 ③視能検査学 ④視能障害学 ⑤視能訓練学 |