医療秘書学科
医療秘書科は、院長秘書や医局秘書、教授秘書など、医療従事者および秘書として必要な知識やスキル、マナーなどを学習する学科です。
医療秘書は患者さんの対応や、医療現場の秘書として医師や看護師をサポートするお仕事になります。
スケジュール管理や書類作成はもちろんのこと、医療活動が効率よく実施されるようスタッフ間とのやり取りを円滑に行えるコミュニケーション能力も必要となります。
医療秘書学科では、医療概論や臨床医学などの医療知識から、文書作成や秘書概論などの秘書業務を学習してきます。
また、医療秘書技能検定の資格取得対策や、インターンシップによる実務経験も充実しており、即戦力として活躍できる人材を育成しています。
医療秘書学科卒業後の進路
医療秘書科を卒業すると、大学病院や一般病院などで院長秘書や医局秘書として医療現場で活躍することが可能です。
医師が不足している昨今の医療現場で、医師が診療に集中できるよう、カルテの作成などの医師の事務作業をサポートする医療秘書への期待は高まっています。
また、医療事務従事者として病院の受付や会計スタッフとして事務処理や、患者さんと医師の橋渡しを行う仕事もあります。
その他、医療品や医療器具を扱う一般企業にて、医療の専門知識を活かして働くことも可能です。
医療秘書学科で取得可能な主な資格
医療秘書技能検定(1~3級) | |||
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資格種類 | 医療秘書教育全国協議会 | ||
認定団体 | 日本医療教育財団 | ||
合格率 | 70.4%(3級)、50.7%(2級)、24.4%(準1級)、29.4%(1級) 【2013年6月】 |
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試験時期 | 例年6月・11月 | ||
受験料 | 3級/2,800円 2級/3,800円 準1級/4,500円 1級/5,100円 | ||
試験内容 | 【学科】 医療秘書実務、医療機関の組織・運営、医療関連法規、医学的基礎知識、医療関連知識 【実技】 医療事務実技 |
医事コンピューター技能検定 | |||
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資格種類 | 民間資格 | ||
認定団体 | 医療秘書教育全国協議会 | ||
合格率 | 75.2%(3級)、51.2%(2級)、25.0%(準1級)、【第34回】 | ||
試験時期 | 例年6月・11月 | ||
受験料 | 3級/6,000円 2級/7,000円 準1級/8,000円 | ||
試験内容 | 【学科】 医療秘書、コンピューター関連知識 【実技】 オペレーション |
診療報酬請求事務能力認定試験 | |||
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資格種類 | 民間資格 | ||
認定団体 | (公財)日本医療保険事務協会 | ||
合格率 | 医科:32.7% 歯科:33.7% 【第38回】 | ||
試験時期 | 例年7月・12月 | ||
受験料 | 7,500円 | ||
試験内容 | ※医科または歯科のいずれかを選択 【学科】 ①医療保険制度等・公費負担医療制度の概要 ②保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識 ③診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 ④医療用語及び医学・薬学の基礎知識 ⑤医療関係法規の基礎知識 ⑥介護保険制度の概要 【実技】 診療報酬請求事務の実技 |
その他取得可能な主な資格 |
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・医療事務検定
・介護報酬請求事務技能検定試験 ・調剤報酬請求事務技能検定 ・ビジネス文書技能検定 ・ビジネス能力検定 ・パソコン検定 ・電卓計算能力検定 ・ペン字検定 ・サービス接待検定 |