医療事務

医療事務学科は、病院などの医療機関の受付会計スタッフなどの医療事務のスペシャリストを養成するための学科です。

学校では、受付や会計など患者さんにスムーズに対応できるようロールプレイで演習したり、レセプトの作成方法を学んだり、即戦力として活躍できる知識とスキルを習得します。

また、専門学校によって異なりますが、インターシップとして病院実習を経験できる学校もあります。

その他、医療事務関連の資格取得のサポートはもちろんのこと、まだまだ人材が足りていない「電子カルテに強い」人材育成を行っている学校もあります。

医療事務科を卒業後は、医療事務関連の資格や学んだ知識を活かして病院の受付会計や病棟の事務員、または薬局や薬店スタッフとして活躍できます。

医療業界は女性が多く活躍している職場なので、女性でも働きやすい環境が整っている場合が多いのが特徴です。

また、自分のライフスタイルに合わせて正社員に限らず、パート勤務やアルバイト勤務で働いている人も多くいらっしゃいます。

病院はコンビニエンスストアの２倍以上と言われるほど全国各地にあるため医療事務のニーズは高く、そのうえ好不況に左右されない医療業界は安定した職業でもあります。

　

医療事務技能審査試験
資格種類	民間資格
認定団体	日本医療教育財団
合格率	57･0％　【2013年】
試験時期	毎月
受験料	6,700円
試験内容	【学科】 ①医療保険制度、②高齢者医療制度、③公費負担医療制度、④介護保険制度、⑤医事法規一般、⑥医事業務、⑦診療報酬請求業務、⑧医学一般、⑨薬学一般、⑩診療録　のいずれか 【実技】 診療報酬請求明細書点検

　

医事コンピューター技能検定
資格種類	民間資格
認定団体	医療秘書教育全国協議会
合格率	75.2％（3級）、51.2％（2級）、25.0%（準1級）、【第34回】
試験時期	例年6月・11月
受験料	3級/6,000円　2級/7,000円　準1級/8,000円
試験内容	【学科】 医療事務、コンピューター関連知識 【実技】 オペレーション

　

診療報酬請求事務能力認定試験
資格種類	民間資格
認定団体	（公財）日本医療保険事務協会
合格率	医科：32.7%　歯科：33.7％　【第38回】
試験時期	例年7月・12月
受験料	7,500円
試験内容	※医科または歯科のいずれかを選択 【学科】 ①医療保険制度等・公費負担医療制度の概要 ②保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識 ③診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 ④医療用語及び医学・薬学の基礎知識 ⑤医療関係法規の基礎知識 ⑥介護保険制度の概要 【実技】 診療報酬請求事務の実技

その他取得可能な主な資格
・歯科医療事務検定 ・介護報酬請求事務技能検定試験 ・調剤報酬請求事務技能検定 ・ビジネス文書技能検定 ・ビジネス能力検定 ・パソコン検定 ・電卓計算能力検定 ・ペン字検定 ・サービス接待検定