柔道整復師学科
柔道整復師学科は、国家資格である柔道整復師の取得を目指すために必要な知識や実技を学ぶために医療専門学校を中心に設置されています。
柔道整復とは、日本の武道である柔道の技術に西洋医学を取り入れながら発展した治療法であり、打撲・ねんざ・脱臼・つき指・骨折などのを、人間が本来持つ自然治癒力を最大限に引き出してケガを治すスペシャリストです。
主な治療法は、手や手のひらで患部に刺激を与えることで自然治癒力を発揮させる「手技療法」、運動を取り入れて機能回復を図る「運動療法」、電気・温熱・光線など機器を用いて運動機能の回復を図る「物理療法」、身体をあたためて痛みを抑制する「温熱療法」などがあります。
医療専門学校では、整骨院を併設している学校もあり、充実した臨床実習で実践スキルを学び、即戦力として卒業後活躍できる人材を養成しています。
また、学校によっては、針・灸師の国家資格も同時に取得可能な学科を設けていることもあり、医療技術者として選択肢を広げることも可能です。
柔道整復師学科卒業後の進路
柔道整復師学科を卒業すると国家試験の受験資格がもらえ、合格すると柔道整復師として幅広い分野で活躍することが可能です。
一般的には接骨院や整骨院に勤務しますが、経験を積んで独立して自分で治療印を運営する人もたくさんいます。
また、スポーツ業界で選手のコンディショニングやリバヒリ分野で柔道整復師のスキルや資格を活かして活躍している人もいます。
さらに、超高齢化社会の今では、介護老人ホームや在宅ケアの分野からの需要も高く、福祉分野での活躍も期待されているなど将来性の高い専門資格となっています。
柔道整復師学科で取得可能な主な資格
柔道整復師 | |||
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資格種類 | 国家資格 | ||
認定団体 | 厚生労働省 | ||
合格率 | 75.3% 【2014年】 | ||
試験時期 | 例年3月上旬 | ||
受験料 | 16,500円 | ||
試験内容 | 【学科】 ①解剖学、②生理学、③運動学、④病理学概論、⑤生理学、⑥病理学概論、⑦衛生学・公衆衛生学、⑧一般臨床医学、⑨外科学概論、⑩整形外科学、⑪リハビリテーション医学、⑫柔道整復理論及び関係法規 【試験方式】 200問と必修問題30問の合計230問のマークシート方式 |
柔道整復師が目指せる医療専門学校


臨床福祉専門学校は、臨床力を備えた柔道整復師を養成する医療専門学校です。割安な学費設定と充実の施設・設備を備えた環境が人気の高い理由の1つとなっています。特徴としては、授業が12:10までしかないので、有意義な学生生活を送ることが可能です。希望すれば、接骨院や医療関係のアルバイトを紹介してもらえるので、学びながら実務経験を積むことが可能です。
特徴 | 詳細 | 公式HP |
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第22回柔道整復師国家試験合格率88.9% | ![]() |
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