医療専門学校vs短期大学

高校生などは進路先として専門学校か短期大学への進路で迷っている人も多いと思います。

一般的に、専門学校は実社会で役立つスキルを学ぶ場所なのに対して、短期大学では高度な知識を学ぶ場所とされています。

つまり、即戦力として現場で役立つスキルを習得した場合は、充実した実習プログラムも組まれている医療専門学校がおすすめです。

いっぽうで、専門分野に関して高度な知識をじっくり学びたい人は短期大学や4年制大学への進学がおすすめです。

どちらに進学しても国家試験を取得できる場合が多いので、あとは自分がピンポイントで学べる環境がある学校を選ぶと良いでしょう。

医療専門学校へ進めば、短大などに比べて手厚いフォローを受けることが可能です。

資格取得対策も別途対策時間を設けて指導してくれることも多く、卒業までに関連資格を複数取得できることも珍しくありません。

また、就職対策も入学当初からサポートが始まる学校もあり、徹底したバックアップにより毎年９０％以上の就職決定率を誇っている専門学校がたくさんあります。

短期大学や４年制大学では、資格取得や就職活動についてはサポートがありますが、基本的に個人に任せている傾向にあります。

さらに、実習プログラムがどの学科も多く取り入れられているため、卒業までに現場で必要なスキルや知識を取得することが可能で、運が良ければ、そのまま実習先から内定がもらえるチャンスもあります。

医療専門学校へ進学するデメリットは、国家試験によっては受験資格で短大卒業資格以上が必要になってくることです。

ただし、その場合は専門学校でも提携大学の通信課程に入学できるフォロー体制を設けているので対処可能ですが、その分費用と時間が発生してしまいます。

また、学科に関する勉強はもちろんのこと、資格対策や実習プログラムなどもあるため、平日は毎日ぎっしりと授業が詰まっています。

したがって、短期大学生や4年制大学生に比べると忙しくて自由度が少ないと感じる人もいるかもしれません。