職場から選ぶ医療専門学校

病院には医師や看護師が医療行為に集中できるよう、窓口業務や会計、レセプトの診療明細作成、カルテの管理などの事務作業がたくさんあります。

さらに、患者さんの対応や、医局や医師の秘書として医療活動をサポートする仕事もあります。

医療専門学校では、「医療事務学科」や「医療秘書学科」を設置して、医療機関の事務部門で活躍できる人材を養成しています。

女性が多く活躍しているため、結婚・出産・育児を経験しても復職しやすい雇用環境が魅力です。

また、正社員勤務だけでなく、アルバイトやパート形態による求人もたくさんあるので、仕事と家庭が両立可能です。

IT技術の発達に伴って医療機関でのIT化も避けられなくなり、高度なITスキルを持った人材のニーズが益々増加傾向にあります。

そこで注目されているのが、ITスキルと医療知識を兼ね備えた診療情報管理士という医療機関をマネジメントする職業です。

医師によって作成されたカルテを管理するのはもちろん、新しい診療報酬の計算方法に対応できる病院管理のエキスパートとしての活躍が期待されています。

また、ますます高度で複雑化する医療機器の管理・保守のエキスパートとして活躍できる臨床工学士という職種があります。

病院内のエンジニアとして、人工透析や生命維持管理装置などの高性能な機器を管理して患者さんへの治療をサポートすることができるやり甲斐のある仕事です。

スポーツ選手によってコンディションの管理はもちろんのこと、ケガなどによるリハビリやトレーニング面でサポートする医療スタッフは重要な一員です。

したがって、プロチームやナショナルチームの専属トレーナーとして活躍している人も多くいます。

そんな、スポーツ業界で活躍したい人におすすめなのがアスレティックトレーナーと呼ばれる職種です。

アスレティックトレーナーは、ケガの応急処置からケガ予防のためのトレーニングメニューなど、選手のケガからの復帰や体調管理をサポートする役割を果たします。

リハビリテーションやとコンディショニング調整などの専門知識が必要なことから、理学療法士や鍼灸師の資格と併用して活躍しているトレーナーも多くいます。

超高齢化社会に伴い、介護・福祉の分野からのニーズは高く、様々な職種の人がそれぞれの専門スキルを活かして活躍しています。

福祉の3大国家資格として、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士があり、医療専門学校でも毎年多くの生徒が合格しています。

国家資格なので、評価も高いうえに生涯に渡って活用できるため、女性が多く活躍している分野でもあります。

高齢者や障害児などをサポートすべく、様々な現場で専門知識と技術を駆使して活躍することが可能です。