理学療法士学科
理学療法学科では、国家資格である「理学療法士」の資格取得を目指すと同時に、理学療法や医学などの高度な知識の習得、および患者さんを尊重した医療人になれるよう人間性の育成にも力を入れています。
理学療法士とはリハビリテーション医療の1種で、医師の指示のもと不自由になった身体の基本的な機能の回復や悪化の防止を行う運動回復機能のエキスパートです。
作業療法士は、食事や入浴など日常生活を送るために必要な機能回復を支援するいっぽう、理学療法士は座る・立つなどの基本的な機能動作のリハビリを行う専門家です。
医療専門学校では豊富な臨床実習を設けているため、学んだ知識や技術を現場で活かすことで実践力を養うことが可能です。
専門学校によっては、スポーツ傷害に関する知識やスキルを身に着けることが可能で、スポーツ業界に強い理学療法士を養成している学校もあります。
理学療法士学科卒業後の進路
理学療法士科を卒業後は国家試験合格を経て理学療法士として病院やリハビリテーションセンターなどの医療機関で活躍している人が多くいます。
なかには、スポーツチームのサポートスタッフや、デイケアセンターや介護施設などで資格やスキルを活かす理学療法士も増えています。
特に高齢化社会に伴い、身体機能の回復・予防や健康増進などの面で理学療法士のニーズが高まっており、これからの高齢社会をサポートする役割として期待されています。
理学療法士学科で取得可能な主な資格
理学療法士国家試験 | |||
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資格種類 | 国家資格 | ||
認定団体 | 厚生労働省 | ||
合格率 | 83.7%(2014年) | ||
試験時期 | 例年2月下旬~3月上旬 | ||
受験料 | 10,100円 | ||
試験内容 | 【一般問題】 ①解剖学、②生理学、③運動学、④病理学概論、⑤臨床心理学、⑥リハビリテーション医学(概論を含む)、⑦臨床医学大要(人間発達学を含む)、⑧理学療法 【実地問題】 ①運動学、②臨床心理学、③リハビリテーション医学、④臨床医学大要(人間発達学を含む)、⑤作業療法 |
その他取得可能な主な資格 |
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・福祉住環境コーディネーター ・手話技能検定 |
理学療法士が目指せる医療専門学校


臨床福祉専門学校は、臨床力を備えた理学療法士を昼間部・夜間部の2コース設けて養成している医療専門学校です。他校を圧倒する授業時間数を誇る「実技授業」では、確実に知識と技術が習得可能です。また、人体解剖の見学や、専門学校では珍しい動物の解剖実習を通じて、患者さんに最適なリハビリを提供できるプロの人材を養成しています。国家試験も開講以来高い実績を誇っています。
特徴 | 詳細 | 公式HP |
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理学療法士合格率:93.12%(昼間)、92.6%(夜間) | ![]() |
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日本リハビリテーション専門学校は、東京の高田馬場にある医療専門学校で、医学部の教育方法を取り入れるなど、高い臨床スキルを習得することが可能です。国家試験合格に向けて学生一人ひとりに確実なサポートを行っており、2014年に実施された理学療法士の合格率は87.0%と全国平均を上回っています(全国平均83.7%)。就職率は100%を達成しているので卒業後の進路も安心です。
特徴 | 詳細 | 公式HP |
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徹底した国家試験サポートで合格率87.0%(2014年) | ![]() |
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